Microsoft Surface~歴史・人気モデル紹介・Surface Neoについて~

  • 2020年8月11日
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はじめに

今回はSurfaceについてお伝えしていきます。私はパソコン教室に勤務するまではMacを使っておりました。

(Macユーザーです。)しかし、生徒さんに対応するためにはWindowsになれておかなければいけない‥そういうわけで勉強用のパソコンとしてSurfaceを選びました。

laptopとpro6を所有しておりますが、デザイン、性能、用途のすべてにおいて惚れてしまいました。

いろんな種類がありますので、この記事がパソコン選びで迷う方の参考になればと思います。

Surfaceの歴史

SurfaceはMicrosoft社製のパソコンです。Microsoft社は、パソコンOSの「Windows」を開発したことでよく知られています。

Microsoft社はそれまで“ソフトウェアを開発・販売する会社”というイメージでしたが、10年ほどの間にハードウェアも手掛けるようになりました。

Surfaceは、2012年6月19日に初代モデルが発表されました。2007年にiPadが登場し、2008年にはスマートフォンの発売が始まり、人々がタッチパネルに慣れてきた頃です。

iPadやスマートフォンは便利ですが、画面の半分をキーボードで占有してしまい、ビジネスで利用するには生産性が低いものでした。

「タッチできるタブレットにキーボードをつければいいんじゃないか」という発想から生まれたのがSurfaceです。

SurfaceはiPadやスマートフォンのように「画面をタッチして操作できる」、今までのパソコンのように「キーボードが使える」の2つを兼ね備えたPCです。

2012年10月に「Surface RT」、2013年2月には「Surface Pro」が登場し、その後も「Surface Book」、「Surface Laptop」、「Surface Studio」、「Surface Go」とさまざまなシリーズが作られています。Surface Proはすでに7代目をリリースしています。

簡単な年表を作成しましたのでご覧ください。

発売日モデル名特徴
2012年10月Surface RTPCのように使えるタブレット
2013年2月Surface Proタブレットのように使えるPC
2013年10月Surface 2Windows 8.1、Office Home and Student 2013 RT搭載モデル
2013年10月Surface Pro 2Windows 8 Pro、Office Home and Business 2013搭載モデル
2014年6月Surface Pro 3CPU:第4世代Core
2015年4月Surface 3CPU:Atom
2015年10月Surface Pro 4CPU:第6世代Core
Surface Book着脱式キーボード付きPC
2017年4月Surface Book with Performance BaseSurface Bookの第2世代
2017年6月

 

Surface ProSurface Proの第5世代
Surface Studioクリエイター向けデスクトップ
2017年7月Surface LaptopSurface初のクロムシェル型PC
2017年11月Surface Book 2CPU:第8世代Core
2018年5月Surface Pro LTEProのLTE対応モデル
2018年8月Surface Go10インチの小型タブレット
2018年10月Surface Pro 6CPU:第8世代Core
Surface Laptop 2クロムシェル型のPC
2019年1月Surface Studio 2クリエイター向けデスクトップ
2019年10月Surface Pro 7第10世代Core搭載
Surface Laptop 3クロムシェル型PC
2019年11月Surface Pro X超薄型タブレット、LTE対応
2020年5月Surface Go 2LTE対応10.5インチタブレット
2020年6月Surface Book 313.5インチ&15インチ CPU:第10世代Core
2020年夏頃予定か?Surface DuoAndroid搭載

小型の2画面ディスプレイで折り畳み可能のスマートフォン

2021年以降予定Surface NeoWindows 10X搭載

2画面ディスプレイのPC

Surfaceの商品概要

Surfaceシリーズに共通する特徴として、全モデルでタッチ操作とペン入力ができる(ペンは別途購入)、Office Home and Businessが標準で付属している(エクセル、ワード、パワーポイントなど)ことが挙げられます。

また、PCのデザインが高品質ですし、PixelSenseディスプレイは標準的なノートPCより解像度が高く、写真や動画は色鮮やかに、文字は鮮明に表示されます。

Surfaceの全シリーズを紹介します。

  • Surface Pro:タブレットになるPCでキーボードは別売り
  • Surface Book:着脱式キーボード付きPC
  • Surface Laptop:キーボードと画面がくっついているスタンダードなノートPC(クロムシェル型と言う)
  • Surface Studio:クリエイター向けの大画面デスクトップ
  • Surface Go:小型タブレットPC

Surface ProとSurface Goはキーボードがついていません。カバーとしても利用できるキーボード付きカバーを購入するのがおすすめです。

Surface 人気モデル紹介

Surface Pro 7

 

出典:https://www.microsoft.com/ja-jp/p/surface-pro-7/8n17j0m5zzqs?activetab=overview

CPUIntel Core i3 / i5 / i7
メモリー4 / 8 / 16GB
ストレージ128GB~1TB SSD
グラフィックスCPU内蔵
解像度2736×1824ドット
バッテリー最大10.5時間
重量約775g

Surfaceの中で人気の高い12.3インチタブレットの定番モデルです。

軽量スリムで持ち運び便利、かつ高いパフォーマンスが魅力です。

Surface Pro 7 タイプカバー(キーボード)は別売りです。ビジネスから趣味、学習用まで幅広く活用できます。

4096段階の筆圧を感知するSurfaceペンにも対応しています。また、背面にカメラが付いているので、写真を撮ることも出来ます。

Surface Pro X

出典:Daniel Rubino / Windows Central Microsoft Surface Pro 7(左)とSurface Pro X(右)

CPUMicrosoft SQ1 (ARM)
メモリー8 / 16GB
ストレージ128GB~512GB SSD
グラフィックスCPU内蔵
解像度2880×1920ドット
バッテリー最大13時間
重量約774g

LTE対応の厚み7.3mm、13インチの超薄型タブレットです。ノートPCとして使うにはキーボードが必要です。

標準でSIMフリーのLTE通信に対応しているので、インターネットに常時接続することができます(ナノSIM / eSIM)。4096段階の筆圧感知対応のペンも利用できます。

ARM系のオリジナルプロセッサーを搭載しているので、ARM x86(32ビット)アプリケーションしか利用できません。ですので、現時点ではWindows10で64bitアプリケーションとして動いていたプログラムは動かなくなります。(クリエイター向けのソフトや一部のゲームは動作しない可能性があります。)

Surface Laptop 3(13.5インチモデル)

出典:https://oshare-pc.com/blog/surface-laptop-3-color

CPURyzen 5 / 7
メモリー8 ~32GB
ストレージ128GB~1TB SSD
グラフィックスCPU内蔵
解像度2496×1664ドット
バッテリー最大11.5時間
重量約1,542g

前述の13.5インチタイプに比べて、画面が一回り大きいノートPCです。

CPUとして使われているRyzenシリーズはパフォーマンス面ではCore i5 / i7には劣りますが、普段使いやビジネスには十分です。

15インチタイプとしては最小・最軽量クラスです。

Surface Go 2

出典:https://wowma.jp/item/334337222

CPUPentium / Core m3
メモリー4 / 8GB
ストレージ64 eMMC / 128GB SSD
グラフィックスCPU内蔵
解像度1920×1280ドット
バッテリー最大10時間
重量約544g

2020年5月に発売開始された10.5インチのタブレットです。

Wi-Fi対応モデルと、SIMフリーのLTEに対応するモデル(CPU:Core m3)があります。持ち運び便利で、旧タイプよりもバッテリーが長持ちします。

Surface Goのタイプカバー(キーボード)は別売りです。キーボードを取り付けるとノートPCとしても使えます。

顔認証でログインできて、旧モデルより表示される画面が広くなりました。背面カメラも使えます。

Office Home&Buisiness2019が搭載されているのでWord、Excelなども使えます。ビジネスからサブのPCとして、お子さん用としても幅広く使えるモデルです。

Surface Go

CPUPentium 4415Y
メモリー4 / 8GB
ストレージ64GB eMMC / 128GB SSD
グラフィックスCPU内蔵
解像度1800×1200ドット
バッテリー最大9時間
重量約552g

2018年に発売された旧モデルです。

10インチなのでSurface Go 2とほぼ同じ大きさですが、やや小さめです。またCPU性能も若干劣ります。

Surface Book 3(13.5インチモデル)

CPUCore i5 / i7
メモリー8~32GB
ストレージ256GB~1TB SSD
グラフィックスIris Plus / GTX 1650 Max-Q
解像度3000×2000ドット
バッテリー最大15.5時間
重量i5:約1,534g  i7:約1,642g

ディスプレイを取り外してタブレットとしても使える13.5インチのノートPCです。高品質なデザインと高いパフォーマンスが魅力です。Core i7搭載モデルは、専用GPUとしてGeForce GTX 1650 with Max-Qデザインを搭載していて、ちょっとしたゲームやクリエイター向けのソフトで活用できるでしょう(3Dに強い)。

背面カメラが付いていてキーボードもしっかりしているので、Surface Pro 7とSurface Laptop 3のいいとこ取りしたようなPCです。

Book 2からはCPU、メモリ、グラフィックスなどバージョンアップしています。また、マイクが2か所になり、Wi-Fi 6に対応しています。画面の大きな15インチのモデルもあります。

Surface Studio 2

CPU第7世代Core i7-7820HQ
メモリー16 / 32GB
ストレージ1 / 2 TB SSD
グラフィックスGeForce GTX 1060 / 1070
解像度4500×3000ドット
重量最大9,560g

液晶ディスプレイが可動する28インチのデスクトップPCです。解像度は4500×3000ドットで、ピクセル数は4Kのおよそ1.6倍に相当します。

液晶ディスプレイは無段階で角度を調整することができて、画面を寝かせることで、液晶付きタブレットのように使用できます。

付属のペンは4096段階の筆圧感知に対応しています。クリエイティブな作業を想定した、デザイナーやクリエイター向けのPCです。

「Surface Neo」新商品紹介

 

Surface Neoは次の新作モデルとなるWindows 10X搭載の2画面デバイスです。

当初Microsoftは2020年のホリデーシーズンに発売を予定していましたが、2021年以降に延期になっています。今分かっているスペックは以下の通りです。

Surface Neo

出典:https://taisy0.com/2020/07/28/123813.html

CPU第11世代Intel「Lakefield」
ディスプレイサイズ9インチ(2画面で13インチ相当)
OSWindows 10X
重さ約655g
画面タイプデュアルスクリーン

9インチのディスプレイを2つ繋ぎ合わせて、半分に折りたたむことも、両方の画面を開いて使うこともできます。

今まで通りペン入力に対応していますし、キーボードを取り付けることもできます。

デュアルスクリーンとは、1つの機械で2つの画面を映せるというもので、2つの作業を1台のPCでできる、2画面同時進行できるスクリーンのことです。

ビジネスシーンでの生産性の向上が期待できます。また、プライベートでも「動画を見ながら他の作業をする」ということが可能になります。

2020年の夏に販売が予定されている「Surface Duo」は同じく折り畳み式の2画面ですが、こちらはスマートフォンサイズです。ディスプレイサイズは5.6インチ(2画面で8.3インチ相当)で、OSにAndroidを搭載しています

おわりに

ここまでMicrosoft Surfaceについてご紹介してきました。

大学生やビジネス用にしたいのならSurface ProかSurface Laptop、Surface Bookがおすすめです。

プライベート用や持ち運びを重視するならSurface Goで、これはお子さんの学習用としても適しています。

Surface Studioは本格的にクリエイティブな仕事ができるデスクトップです。デザイン・性能・用途ともに優れたSurfaceをぜひ検討してみてください。