レビュー2弾! 令和の王道アニメ 鬼滅の刃

  • 2020年7月1日
  • 2021年1月11日
  • アニメ
  • 0件

1 はじめに

アニメレビュー第2弾です。
今回のテーマである『鬼滅の刃』は、週刊少年ジャンプに連載されている時に少し読んで、最初は「ふーん」という程度の印象でした。
しかし、友人、職場の人たちからの勧めでアニメを見てから、全刊購入しました。
それだけのおすすめのアニメなので読んでくれてる皆様にも是非見てもらいたいです。

2 内容

簡単な世界観をご説明すると、大正時代を舞台に、主人公が家族を殺した「鬼」と呼ばれる敵や、鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦う姿を描く和風剣戟奇譚です。
第70回JUMPトレジャー新人漫画賞で佳作を受賞した投稿読切『過狩り狩り』を前身としていて、2019年にテレビアニメ化されました。
子供たちのみならず大人からも絶大な人気を誇り、社会現象にまでなっていますね。
一説には、ドラゴンボールほどの人気ぶりだとか。
漫画単行本の新刊はすぐに売り切れ、既刊は本屋に山積みされているのを見ました。
そんなアニメ版鬼滅の刃の内容をご紹介します。

2-1鬼殺隊入隊

(C) 吾峠呼世晴/ 集英社・アニプレックス・ufotable

主人公・竈門炭治郎は亡き父親の跡を継ぎ、炭焼きをして家族の暮らしを支えていました。
ある日、炭治郎が家を空けて帰ってくると、家族は鬼に惨殺され、唯一生き残った妹・竈門禰豆子も鬼と化してしまっていました。
禰豆子に襲われかけた炭治郎を救ったのは、冨岡義勇と名乗る剣士でした。
義勇は禰豆子を「退治」しようとしますが、鬼と化した禰豆子にも兄妹の絆が確かに残っていることに気付き、剣をおさめます。
義勇の導きで「育手」鱗滝左近次の元を訪れた炭治郎は、禰豆子を人間に戻す方法を求め、鬼を追うため剣術の修行に打ち込みます。
2年後、炭治郎は命を賭けた最終関門である選別試験を経て、「鬼殺隊」に入隊しました。

2-2鬼舞辻無惨との出会い

(C) 吾峠呼世晴/ 集英社・アニプレックス・ufotable

初仕事である沼鬼の討伐を完了し、次の仕事で浅草へ向かった炭治郎。
すると禰豆子が鬼になったときと同じ匂いを感じ取り、それをたどって鬼たちの祖である鬼舞辻無惨と出会います。
無惨は人間に化けており、人ごみを盾にして逃れ、炭治郎は手出しすることができませんでした。
その後、鬼でありながら鬼舞辻を殺そうと考える珠世と愈史郎に出会いますが、無惨もまた刺客を差し向け、戦いとなります。
炭治郎は、珠世と協力関係を結び、鬼舞辻に近しい鬼の血液を採取するという新たな目的を持つことになります。

2-3仲間との出会い (善逸、伊之助)

(C) 吾峠呼世晴/ 集英社・アニプレックス・ufotable

炭治郎は、同期の鬼殺隊剣士である我妻善逸と再会しました。
新たな指令を受け、醜態を晒す善逸を半ば強引に引き連れて向かいましたが、屋敷では「稀血」の少年を巡って鬼同士が殺し合うという、混戦状態となっていました。
さらに、新たな鬼殺隊剣士・嘴平伊之助も乱入し、善逸、伊之助がともに鬼を仕留め、炭治郎も元・十二鬼月である響凱を倒します。

2-4蜘蛛鬼退治 (ヒノカミ神楽)

(C) 吾峠呼世晴/ 集英社・アニプレックス・ufotable

一時の休息の後、炭治郎たち3人は那田蜘蛛山での戦いへ応援を命ぜられます。
しかし、先遣隊は蜘蛛の能力を使う鬼の一家を前に全滅寸前でした。
鬼の強襲で剣士たちは散り散りに分断され、炭治郎は十二鬼月・累と対峙することになります。その圧倒的な強さの前に追いつめられますが、父から伝承した「ヒノカミ神楽」と禰豆子の血鬼術で逆襲に転ずることができます。
ところが、累に間一髪で回避され、善逸・伊之助もそれぞれ命の危機に襲われます。
そんな彼らを救ったのは、鬼殺隊最高戦力である「柱」である冨岡と胡蝶しのぶでした。

2-5柱合裁判  (鬼殺隊当主・産屋敷耀哉)

(C) 吾峠呼世晴/ 集英社・アニプレックス・ufotable

こうして那田蜘蛛山の戦いは終結しますが、炭治郎と禰豆子はその処遇を巡って「柱合裁判」にかけられることになります。
「柱」たちの厳しい追及を受ける竈門兄妹でしたが、禰豆子が血への欲望と怒りに耐えきったことで、鬼殺隊当主・産屋敷耀哉の元、その存在が公式に認められます。

3 見どころ

(C) 吾峠呼世晴/ 集英社・アニプレックス・ufotable

一番の見どころは二十二話の柱が揃うシーンです。
柱合会議で隊律違反した炭治郎を、お館様が実は容認していたことはとても心に残りました。
竈門禰豆子が鬼であること知っていたことを柱達に説明。当然柱たちが猛反対する中、お館様が説得します。
鱗滝の手紙にはほんとに涙が出ました。。
「襲わないという保障に3人の命がかけれてる。これを否定するためには、これ以上の物を差し出さないといけない」
これに心をうたれました。
アニメ後の単行本では柱と炭治郎の関わりも描いています。

4 全体の感想

一言で言ってしまえば、ジャンプの王道アニメです(笑)

特に作画が素晴らしく、私の中では神作画のアニメです。
第1話の富岡義勇が叫ぶシーン(『生殺与奪の権』を炭治郎に問うシーン)から目が釘付けになり、大好きなアニメになりました!
BGMも挿入歌のタイミングも絶妙で、耳にずーっと残ります。特に炭治郎の歌は一度聞いてほしいです!

個性ある素晴らしいキャラクターの中、私は炭治郎に惚れてしまいました。
特別な力もなく、家族を助けたいというだけの、必死の思いで努力して徐々に回りから認められて行くというのがとても良いですね。
現実世界でも「努力」すれば必ず報われるとは思いませんが、認めてくれる人の存在は必ずあるはずです。
そう、あなたの周りにも。

最後に、Blogを通じて素敵な作品を薦めてくださってありがとうございます。

本篇は続いており、映画も公開予定です!
鬼滅の刃のこれからに、目が離せませんね!

(C) 吾峠呼世晴/ 集英社・アニプレックス・ufotable